アブラムシ考

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ペットボトル栽培のシシトウにアブラムシが発生。
葉だけではなく、花や蕾から汁を吸いまくり、
枯らしてしまうようになった。
今まで使ってきたのは
ニーム→竹酢液500倍→ベニカ除虫菊スプレー
ところが効き目がないのでベニカ花壇スプレーを。
ところがどっこい、増えている気がする～！？
老眼で良く見えない為、デジカメ様のレンズを使ってみる事にした。

うっぎ・ゃあああああーーーーっ！！！

まさに時代はバブル全盛。
コトコトに肥えまくりやがって…(怒)

0914アブラムシ1

…ドウデスカ～
葉裏で円を描いてロンド、ロンド～♪
ヤッホ、ヤホホホ、みんなを　呼～べ♪
ぶら下がっている奴らなんて、秋の実と思えばカワユイもの？
(ﾒ▼▽▼)　あはははははっ！！

…どおりでもうお目にかかれないかと思っていたテントウムシ様に
お目通りする事が多かったはずよ。
ちょっとした三つ星レストランですものね。

写真右上ではシシトウの実に大穴が空いているけど
これはアブラムシの仕業ではないですね…
0914アブラムシ5

もう…有翅の奴まで来てる…(泣)
コイツはオスなのかしらん？

あ、アブラムシは春～夏は
X染色体を二つ持ったメスが単為生殖で
自分のクローンを卵胎生…で生むのね。
しかもそいつら、生まれた時から卵持ち。

そして秋～冬。
X染色体一本どっこのオスが生まれ、
わ～すれられないの～、
あ～の人が好きよ～♪と
恋の季節に突入、
卵がうじゃうじゃ産まれる訳よ。
で、越冬卵は春に孵化。
またクローンを一人で生むメスが
うじゃうじゃと…

もー、ここまで来ると、ガメラ2の
レギオンの方がよほど可愛げがある気が。
0914アブラムシ2

携帯を近づけたら死んでくれるなんて
無いものね…　orz

さてさて、ここでまた見て頂きたいのがこれ。

体長はアブラムシより少し小さめ。
幅はアブラムシの三分の一くらいのスレンダー。
色は白。

目で見ていた時はアブラムシの死骸だとばかり
思っていた。…ホントに？
たかっている姿はアブラムシより凶悪げ。
きびが悪い…

まあね、アブラムシ類の寄生蜂とか、
アブラムシを食ってくれるヒラタアブにやられて
餓鬼道に落とされたアブラムシのミイラ…
と考えたいのは山々なのですが…

0914幽霊のダンス？

これを見て死んでいるように思えます？
ルーちには踊っているように見える…
葉っぱの下で二匹並んで。
( T ▽T)　ははははは…

…まあでも左上の方に、足を店に向けて
御昇天なすっているようなのも見えていたり。

ぎりぎり引き延ばしたのが下の写真です。
アブラムシの目って、結構可愛い…
白は…やっぱり白レギオンだ～(汗)

0914白レギオン拡大

さて。こちらはシシトウガラシではなく、五色トウガラシ。品種名はフェスティバル。
雨かしら？ルーちさんがお水をあげたところかしら？
葉っぱにこんな跡があったらそれは甘露…アブラムシの排泄物。
ありんこが大好きな奴。アリへの賄賂。
0914雨か水やりか？

哀れなるかな…
待ってろよ～、必ず何とかしてやるから。

不思議な事に、シシトウのすぐそばにあったナス科の冬サンゴ
そして同じくナスにはほとんどアブラムシがつきませんでした。
ついてもニームスプレーでサヨナラできるほど淡泊で。
ユリについたアブラムシは黒で、種類が別です。
ユリもここまで被害がひどくはない。
一番やられそうな葉ボタン、バラ、菊には一匹もいない。

色々な事からルーちなりに考えてみるに、この大発生の原因は、窒素肥料過多。

シシトウの第一弾の収穫が終わって、またつぼみが一杯付き始めた…
ああ、花をつけて実をならすにはエネルギーが要るよね、肥料をあげようね～
そう言って、ハイポネックス希釈液を何回か土にスプレーしたのです…
実を一杯つけている五色とうがらしも、実がシワシワになるのは栄養不足なのかな～と。
とんでもぎっちょん、よけーなお世話…だったんですね。

アブラムシの発生と防除というページによれば、

作物のチッソ含有量が多いと、アブラムシは増える傾向にある。
土壌診断された施肥適正値を守ることは、アブラムシ減少にもつながる。
…だそうです。(泣)

そしてもう一つ…写真に天敵の姿がない。
ニーム、竹酢液までは良しとして、ベニカ…これでお亡くなりになられたのは天敵さんだったのかも…
アブラムシはライフサイクルが短いので薬剤に対する抵抗力をすぐつけ易い。
それに比べて天敵のライフサイクルはもっとゆっくりしている…
一度死んでしまうと次の方が他所からやって来てくれるのを待たねばならない…

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